手紙マナー

 
手紙マナー

はじめに…

手紙で豊かなコミュニケーション

忙しい日々を過ごす現代人にとって、即座に用件を伝えることのできる電話やメールは、なくてはならないコミュニケーションツール。それに比べて、配達に多少の時間を要する手紙は、迅速に用件を伝えるという意味では電話やメールに劣ります。しかしだからといって、手紙の役割が、電話やメールに取って変わられてしまったのかというと、そうではありません。
簡単に用件を伝えられる時代だからこそ、便箋にしたため、封書に納め、時間と手間をかけて届ける手紙の方が、心が伝わるということがいえるのです。疎遠になっていた友人からの思いがけない手紙や、遠方から届く便りは、プライベートでもビジネスでも、相手の心を動かすもの。電話やメールのほかに、手紙というコミュニケーションツールを持つことは、よりよい人間関係を築く鍵となっているといえます。

 

手紙マナーは大人のたしなみ

手紙は「思いを伝える」ものではありますが、ただ自分の用件を書き連ねればいいというものではありません。どんなに心をこめて書いたつもりでも、受け取った相手にとって、礼を失していると感じられる手紙は、悪くすれば、侮辱されていると感じさせてしまい逆効果になることも…。相手の手元に残ることを考えれば、礼に失するようなことは極力避けるべきでしょう。
では、どうすれば、相手に失礼がない手紙が書けるか。ただ形式的に美辞麗句を書けばよいかというと、それもまた味気ないもの。せっかく手間をかけて手紙を書いても、型にはまりすぎた文面は、心に残りません。手紙マナーを守るということは、手紙を書くための手段であって、手紙の目的ではないのです。心が伝わる手紙を書くためには、手紙マナーを知ることが、まず第一歩。手紙マナーをマスターすれば、きっと、あなたのおつきあいの幅はより広いものとなるはずです。

内容別に書き分ける

ひと口に手紙といっても、その内容はさまざま。近況報告やお礼状、イベントへの招待状といったもののほか、相手へのお願いごと、お詫び、お断りなど、ちょっと書きにくいような内容のものまで、いろいろな種類があります。これらの手紙をすべて同じように書くのではなく、相手の立場や気持ちに配慮して、伝える内容ごとに文体などを書き分けることが、心を伝える手紙術の基本。電話などと異なり、伝える内容をじっくり吟味できるのが手紙。プライベートの手紙なのか、ビジネスの手紙なのかなども考えて、言葉の選び方にも気を配るようにすると、相手への伝わり方もより深まるでしょう。内容ごと、相手ごとに、書き分けるという視点が、手紙マナーの鍵となるのです。

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